市立伊丹ミュージアム

HAIKU PROGRAMS

鬼貫顕彰俳句(小学校・中学校・高等学校の部) 結果発表

第33回鬼貫顕彰俳句 小学校・中学校・高等学校の部 発表

郷土伊丹の俳人である鬼貫をたたえようと、本年も伊丹市内の小学校・中学校・高等学校の皆さんを中心に俳句を募集したところ、12,828句の作品が集まりました。それらの句の選考を行い、鬼貫賞4句、佳作37句、入選228句を決定いたしました。鬼貫賞4句は次のとおりです。

鬼貫賞

小学校低学年の部

ぼくのひげアイスクリームのせいなのだ   伊丹市立鴻池小学校2年生  寺井佑心

(選評)「アイスクーリムのせい」がいいなあ。アイスクリームがいたずらしてぼくの口ひげをはやしたみたい。

小学校高学年の部

今年こそ聞いたるセミの第一声   伊丹市立摂陽小学校6年生  西畑実乃里

(選評)「聞いたる」(きっと聞くぞ)という関西の言葉に勢いがあり、セミの声に対抗している感じ。セミの第一声はクマゼミの声だったか。

中学校の部

夏の朝友の寝癖を笑いあう   伊丹市立北中学校3年生  八十原笑花

(選評)髪型についた寝癖が夏の朝を楽しい時間にした。友の寝相なども連想し、話題が弾んでいる。季語「夏の朝」が生き生きとしている。

高等学校の部

蝸牛母に秘密の五分間   兵庫県立伊丹高等学校1年生  榎奏良

 (選評)母に対する秘密なのか、母の持つ秘密なのか。どっちでもよいが、私は前者として読みたい。その秘密はなんとなくカタツムリに似ているのだ。もちろん、カタツムリは夏の季語。

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