俳句募集事業HAIKU PROGRAMS
鬼貫顕彰俳句(小学校・中学校・高等学校の部) 結果発表
第32回鬼貫顕彰俳句 小学校・中学校・高等学校の部 発表
郷土伊丹の俳人である鬼貫をたたえようと、本年も伊丹市内の小学校・中学校・高等学校の皆さんを中心に俳句を募集したところ、14,353句の作品が集まりました。それらの句の選考を行い、鬼貫賞4句、佳作36句、入選235句を決定いたしました。鬼貫賞4句は次のとおりです。
鬼貫賞
小学校低学年の部
なのはなはどんどんさいてひろがって 伊丹市立花里小学校3年生 島長 湊
(選評)最後の「ひろがって」がとってもいいです。世界が菜の花でいっぱいになりました。
小学校高学年の部
帰ってく海の底まで夕焼けが 伊丹市立緑丘小学校6年生 福田 蘭子
(選評)夕焼けが海の底へ帰る、という発想がすてき。海の底へ行きたくなります。
中学校の部
母の腕晩夏に気付くたくましさ 伊丹市立北中学校3年生 酒井 優
(選評)晩夏は人や物の勢いが衰える時期です。その時期に母の腕のたくましさに気づきました。母を発見したのですね。
高等学校の部
夏服の白に心の青も透け 兵庫県立伊丹高等学校2年生 井上 萌結
(選評)外の白、内の青の対照が鮮やか。しかも白の中に透明な青(心)があるという風景は世界の繊細を感じさせます。