市立伊丹ミュージアム

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望月通陽 展 蕪村に寄す きのふの空の有り所

2022年7月15日(金)~8月14日(日)

型染、彫刻、版画、ペン画など、幅広い分野で活躍する望月通陽(もちづきみちあき)氏は俳句にも造詣が深く、今回の作品展のために、彼が敬愛する与謝蕪村の句から型染作品を制作しました。それは、これまで多岐にわたる作品を制作してきた望月氏の新たな挑戦と言えるでしょう。
本展では、型染とつつ描染による「与謝蕪村×望月通陽」に加え、「きのふの空」を感じていただくことができるよう、現在に至るまでのさまざまな作品も併せて紹介いたします。

チラシ画像(表)

チラシ画像(裏)

展覧会情報
会期 2022年715日(金)~814日(日)
会場 展示室6
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
開館時間 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
入場料 無料
主催 市立伊丹ミュージアム[伊丹ミュージアム運営共同事業体/伊丹市]
協力 gallery yamahon
その他
  • 望月氏関連番組 NHK クラシック倶楽部「一行の詩のために~つのだたかしと望月通陽の世界~」を会期中 会場にて放映いたします。→都合により中止となりました。
  • 初日(715日(金))は作家来館予定です。
望月通陽 Michiaki Mochizuki (造形作家)

1953年 静岡市生まれ
染色、陶芸、ガラス絵、紙版画、リトグラフ、木彫、ブロンズなどの、多様な手法を用いて独自の作品世界を築いている。『宮本輝全集 全14巻』など装幀を手がけ、1995年講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。光文社古典新訳文庫の表紙画など、絵本や、挿絵の仕事も多数。
画文集『道に降りた散歩家』で2001年ボローニャ国際児童図書展ラガッツィ賞受賞。
作品集に『円周の羊』、『Mの辞典』など。

出品作品(予定)

蕪村の句から制作した型染とつつ描染による作品(新作) 約30点
望月通陽のこれまでの軌跡を辿ることのできる型染、彫刻、版画作品、望月氏による書籍 等
(作品は一部を除き販売いたします。作品お渡しは会期終了後になるものもございます。)

ツウヨウさんがやって来る! 
彼は染色や造形を軸に多彩に活躍しているが、その仕事はちょっとだけ新しい世界を作ることだ。別の言い方をしたら、この世から不断にはみだす。
ツウヨウさんとI/Mの縁側に腰をかけ、足をぶらぶらさせながら話したい。話していると、この世を少しずれ、未知の世界の空気に触れるかも。
ツウヨウさんに「魔法使い」という短詩がある。夜の角を曲がった三軒目、昼間は交番のあるところが魔法使いの仕事場だ、という詩。でも、そこが奴の仕事場であることは、誰にも言ってはいけない。もし密告したら「ワスレナグサにされる」のだ。
実は、ツウヨウさんの戸籍上の名はミチアキ。うわさだと彼はこのミチアキが気に入りらしい。でも、私は勝手にツウヨウさんと音読している。縁側に腰をかけて、ツウヨウさんと呼びかけたら、私はワスレナグサにされるだろうか。
ワスレナグサにされてもいい。ツウヨウさんと呼びかけて、私は足をぶらぶらしたい。

坪内稔典(市立伊丹ミュージアム名誉館長)

関連イベント

ことば蔵10周年記念イベント I/M×ことば蔵 コラボ企画
特別対談 「ことばと絵―ツウヨウさんとネンテンさん」

日時 2022年7月16日(土)13:30~15:00(開場13:00)
場所 伊丹市立図書館ことば蔵 地下1階 多目的室1
出演 望月通陽(美術家、造形作家)
坪内稔典(俳人、市立伊丹ミュージアム名誉館長)
聞き手 奥山清市(市立伊丹ミュージアム館長)
概要 市立伊丹ミュージアムにおいて、敬愛する与謝蕪村の句をイメージした型染作品のほか、彫刻、版画など多彩な作品の展覧会を開催中の望月通陽さん。俳人で「ことば」のプロフェッショナルでもある坪内稔典さん。2人の対談を通して、ことばや美術のある日々を語っていただきます。
定員 50名
料金 無料(要事前申込)
申込 7/5(火)10:00~ 伊丹市立図書館ことば蔵へお申込みください(先着順/電話または来館)。
伊丹市立図書館ことば蔵(伊丹市宮ノ前3-7-4 tel. 072-784-8170)
主催 伊丹市立図書館 ことば蔵、市立伊丹ミュージアム

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