陶酔のパリ・モンマルトル1880-1910 ~シャ・ノワールをめぐるキャバレー文化と芸術家たち~
2011年4月16日(土)ー6月5日(日)
退廃的な世紀末と享楽的なベルエポック。19世紀末から20世紀初頭にかけて、ふたつの対照的な時代を 駆け抜けたパリでは、実に様々な芸術が開花しました。1881年にモンマルトルで創業したキャバレー「シャ・ノワール(黒猫)」は、「アンコエラン(支離滅裂な人々)」と呼ばれる新進芸術家の拠点となり、最新の娯楽スポットとして活況を呈しました。とりわけ注目されたのが、画家リヴィエールらによって創設された影絵芝居です。シルエットの色彩効果や生き生きとした動き、さらに軽妙な口上や音楽が一体となったスペクタクルに人々は魅了されました。それは映画に先駆けた総合芸術であり、平面的で抽象度の高い舞台は、ロートレック、ゴーガン、ヴュイヤールといった画家たちにも大きな影響を与えたのです。
本展では、「シャ・ノワール」をはじめ、モンマルトルで繰り広げられた前衛芸術や大衆芸術を絵画、ポスター、影絵芝居の関連資料など約180点より紹介します。激動の時代の芸術を「キャバレー文化と娯楽」という新しい視点から捉える画期的な試みです。
会期 |
2011年4月16日(土) – 6月5日(日) |
会場 | 伊丹市立美術館 |
休館日 | 月曜日(但し祝日開館・翌日休館) |
開館時間 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) |
入館料 |
一般¥700(500)/大高生¥350(250)/中小生¥100(80) ドレスコード割引「幸運の黒猫」| 「幸運を探しに行く、シャ・ノワールのあたりに♪」というシャンソンの父ブリュアンの歌にちなみ、猫をモチーフにした服やアクセサリーを身に付けてご来館されたお客様は、団体割引料金にてご入館いただけます。(他の割引との併用はできません) |
主催 |
伊丹市立美術館・伊丹市立工芸センター[(財) 伊丹市文化振興財団・伊丹市]、朝日新聞社 |
後援 |
フランス大使館 |
協賛 |
エールフランス航空 |
監修 |
フィリップ・デニス・ケイト(ニュージャージー州立ラトガース大学付属ジェーン・ヴーヒーズ・ジマーリ美術館名誉館長) |
企画協力 |
アートインプレッション |
協力 |
伊丹アイフォニックホール、アトリエ アルション、ビストロ・ダ・アンジュ |
関連企画 |
◆講演会「モンマルトルのエスプリ:ユーモア、キャバレー、前衛」 ◆トーク「シャ・ノワールの時代の音楽事情」 ◆コンサート「キャバレッツ~シャ・ノワールのナイトミュージック~」 ★ 展覧会+コンサートのコラボ割引チケット販売! ★本展限定メニュー 本展チケットをご持参の方にプチデセールプレゼント! |