THE COLLECTION 2 ドーミエどーみる? しりあがり寿の場合
2016年1月16日(土)ー3月6日(日)
諷刺画で知られる当館において、19世紀フランスの画家オノレ・ドーミエ(1808-1879)のコレクションは大きな柱のひとつです。 ドーミエは、近代化とともに新しい都市へと様変わりするパリの相貌を活写し、ドガやロートレックなど後進の画家に影響を与えました。 洋梨姿の国王に、戯画化された政治家の面々、ロベール・マケールやラタポワールといった架空のキャラクター、あるいはパリの風俗や市井の人々の喜怒哀楽など、まるで芝居のワンシーンやスナップ写真のように、ときに辛辣で、ときに愛すべき日常劇がそこから立ち現れてきます。 こうしたドーミエの魅力を再考する試みとして、独特のユーモアで現代の世相を鋭く表現する漫画家・しりあがり寿(1958- )を招き、当館のドーミエ・コレクションを基に作品を制作してもらいます。対象の特徴を瞬時に捉える観察眼と躍動感あふれる描写力では、ドーミエに勝るとも劣らない才をもつしりあがりの目にドーミエ作品はどのように映るでしょうか。そしてどのような出会いの化学変化が生まれるでしょうか。ドーミエの珠玉の作品とともにしりあがり流諷刺画をお楽しみください。
展覧会情報
会期 |
2016年1月16日(土)ー3月6日(日) |
会場 | 伊丹市立美術館 |
休館日 | 月曜日(但し祝日開館・翌日休館) |
開館時間 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) |
入館料 |
一般300(240)円、大高生200(160)円、中小生100(80)円 |
主催 |
伊丹市立美術館[公益財団法人伊丹市文化振興財団・伊丹市] |
共催 |
伊丹市教育委員会 |