高橋由一から黒田清輝、青木繁まで「日本近代洋画への道」ー山岡コレクションを中心にー
2010年9月11日(土) - 10月24日(日)
日本における近代洋画の本格的なはじまりは、西洋からさまざまな文化が流入しはじめた江戸時代後期から明治にかけてのことでした。初めて西洋の絵を目にした当時の画家たちにとって、何よりも新鮮な驚きだったのは、その迫真的な表現でした。その「リアル」な表現に魅了された彼らは、さっそく西洋絵画の技法を身につけようと試行錯誤を繰り返し、しだいに新しい芸術の創造を目指して一歩ずつ歩みだしていきました。
この展覧会では、実業家・山岡孫吉氏(1888-1962、ヤンマーディーゼルの創業者)によって蒐集された作品を中心とした、約70作家の180余点によって日本の洋画草創期の歴史を振り返ります。山岡コレクションは、日本近代洋画史の貴重な宝庫であり、長い間一部の研究者のみが知る幻のコレクションとされていました。新しい時代の息吹に刺激され、近代を切り開いた画家たちの苦難の足跡をぜひご鑑賞ください。
会期 |
2011年1月15日(土) – 2月27日(日) |
会場 | 伊丹市立美術館 |
休館日 | 月曜日(但し祝日開館・翌日休館) |
開館時間 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) |
入館料 |
一般¥700(500)/大高生¥350(250)/中小生¥100(80) |
主催 |
伊丹市立美術館[公益財団法人伊丹市文化振興財団・伊丹市]、NHKプラネット近畿 |
共催 |
伊丹市教育委員会 |
後援 |
NHK神戸放送局 |
協力 |
財団法人日動美術財団 |
関連企画 |
●講演会「山岡コレクションにみる日本近代洋画の魅力」 日時|2011年 1 月 23 日 [日] 14:00-15:30 |