ビネッテ・シュレーダー 美しく不思議な世界
2014年7月5日(土)ー8月31日(日)
絵本作家ビネッテ・シュレーダー(Binette Schroerder, 1939−)は、『お友だちのほしかったルピナスさん』や『わにくん』などの代表作をはじめ、これまで24作の絵本を出版し、さらに70歳を超えてもなお新作に取り組んでいます。
シュレーダーはドイツのハンブルクに生まれ、ミュンヘンの美術学校を経たのちにスイスの実業学校でグラフィックを学び、さらにベルリンに移ってからはグラフィック・デザイナー、肖像写真家、イラストレーターとして働きます。しかし絵本作家になるという子どもの頃からの夢を諦めることはなく、自分なりに絵本を描きつづけました。そして1969年、初めての絵本『お友だちのほしかったルピナスさん』でBIB金のりんご賞をはじめ数々の賞を受賞し、絵本作家として歩みはじめます。「子どもたちが絵を見ているうちに、その中に入ってしまいたくなるような、そういうファンタジーの世界を描き出したい」というシュレーダーの絵本には、透明感のある色彩が塗り重なる幻想的な情景が描かれており、みる者を物語世界へと誘い込みます。
本展では、世界中で長年愛されている数々の名作絵本から原画や草稿を展示するとともに、一枚絵やマリオネット、石の創作なども加えた約200点をご紹介し、シュレーダーが描く美しく不思議な世界をお楽しみいただきます。
会期 |
2014年7月5日(土)ー8月31日(日) |
会場 | 伊丹市立美術館 |
休館日 | 月曜日(但し祝日開館・翌日休館) |
開館時間 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) |
入館料 |
一般¥800(700)/大高生¥450(350)/中小生¥150(100) |
主催 |
伊丹市立美術館[公益財団法人伊丹市文化振興財団・伊丹市]、 |
共催 |
伊丹市教育委員会 |
後援 |
サンテレビジョン、ラジオ関西 |
協力 |
岩波書店、偕成社、福音館書店 |
関連企画 |
ギャラリー・トーク 石ころアート「なににみえるかな?」 カフェ「えほん × うちわ」 |