郷土ゆかりの洋画家 榊原一廣展
2004年4月1日(土)ー5月14日(金)
この度、伊丹市立美術館では伊丹ゆかりの洋画家、榊原一廣展を開催いたします。
榊原一廣は、1883(明治16)年に現在の三重県亀山市に生まれ、1904(明治37)年に京都に移り、聖護院洋画研究所に入所して牧野克次、つづいて浅井忠に師事し、洋画家としての歩みを始めました。1906(明治39)年には、関西美術会第五回競技会の水彩画部門で二等賞を受け、その後も関西美術会や展覧会に出品をつづけます。
1920(大正9)年から22年にかけてはヨーロッパに遊学して、ヨーロッパの風景を中心とする水彩画を多く制作。帰国後は伊丹市に居を構えて、国内各地に写生旅行に度々出かける他、阪神の洋画壇を中心に活動をつづけました。胸を患い、1941(昭和16)年に59歳で亡くなります。
本展では、滞欧期の水彩作品を中心に、榊原独自のモノタイプ作品など約70点を紹介します。
展覧会情報
会期 | 2004年4月1日(土)ー5月14日(金) |
会場 | 伊丹市立美術館 |
休館日 | 月曜日(但し祝日開館・翌日休館) |
開館時間 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) |
入館料 |
一般300(200)円/大・高生200 (160)円/中・小生100(80)円 |
主催 |
伊丹市立美術館、(財)伊丹市文化振興財団 |
協力 |
三重県立美術館、星野画廊 |
関連企画 | 「榊原一廣と明治の京都洋画壇」 日 時:4月25日(日)午後2時~ 講 師:島田康寛氏(京都国立近代美術館学芸課長) 場 所:美術館1F講座室 |
同時開催 |
所蔵品展 I |