市立伊丹ミュージアム

EXHIBITIONS

過去の展覧会 2021年度以前(伊丹市立工芸センター)

近藤髙弘 セルフ・ポートレート ~工芸のゆくえ~

2010年10月15日(金)~11月7日(日)

このたび伊丹市立工芸センターでは、陶・造形美術家の近藤髙弘氏『セルフ・ポートレート』展を開催いたします。近藤氏は染付の伝統を現代に伝える近藤家に生まれ、その精神や技法を受継ぎながらも伝統に縛られず、常に変革を遂げ続けながら、研ぎ澄まされた感性と判断で、時代と対峙した制作活動を続けるアーティストです。
本展は、常に新しい造形世界を構築していく近藤氏の緊張感のある幾何学的・抽象的な造形や、金や銀・プラチナを陶に結晶させた「銀滴彩」の技法、そして磁器とガラスの融合による作品など活動の軌跡を工芸センター企画展示室に展示します。また、旧岡田家住宅と現存最古の酒蔵(重要文化財/江戸時代)内では、近藤氏自身の顔を模り、初期から現在に至る活動の技法で制作した集大成『セルフ・ポートレート』を一挙公開いたします。
なお展覧会期間中「工芸のゆくえ」をテーマに工芸の未来を探るシンポジウムやイベント(コンサート・卓球エキシビション)も開催します。

展覧会情報
会期 2010年10月15日(金)~11月7日(日)
会場 伊丹市立工芸センター 企画展示室・旧岡田家住宅酒蔵
休館日 月曜日休館(祝日の場合は翌日休館)
開館時間 10:00~18:00(入館17:30まで)
入場料 入場無料
主催 伊丹市立工芸センター[公益財団法人伊丹市文化振興財団・伊丹市]
関連企画

■「工芸のゆくえ」シンポジウム 会場:旧岡田家住宅・酒蔵

・鼎談 「造形のゆくえ」  
10月16日(土)14:00~16:00
稲賀繁美(国際日本文化研究センター教授)×田中信行(漆造形家)×近藤髙弘(陶・造形美術家)

・鼎談 「ポスト民藝」    
10月24日(日)14:00~16:00
鞍田崇(総合地球環境研究所研究員)×服部滋樹(graf代表)×近藤髙弘

・基本講演 「工芸の未来 “The Future of Crafts; A View from London”」
11月3日(水祝)14:00~14:40
ルーパート・フォークナー(V&Aミュージアム東洋部主任学芸員)

・パネルディスカッション 「工芸のゆくえ」
11月3日(水祝)15:00~16:30
ルーパート・フォークナー(V&Aミュージアム東洋部主任学芸員)×大長智広(愛知県陶磁資料館学芸員)×近藤髙弘   
モデレーター:坪文子(伊丹市立工芸センターオーガナイザー)


■コンサート 「セルフ・ポートレート・インプレッション」 
会場:旧岡田家住宅・酒蔵
10月17日(日)1回目 14:00~ 2回目 16:00~
大森俊之 (作曲家)
エヴァンゲリオン主題歌、NHK「ワンダー・ワンダー」等を手掛ける。近年、サラウンドによるオリジナル作品に取り組んでいる。

 
■卓球エキシビション 「身体と表現」 
会場:工芸センター企画展示室前ロビー
10月31日(日) 14:00~16:00
松下浩二 (元卓球全日本チャンピオン・世界選手権代表)
近藤髙弘 (元卓球インターハイチャンピオン・国際大会日本代表)

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