三沢厚彦 アニマルズ+PLUS
2007年11月3日(土・祝)ー12月16日(日)
三沢厚彦(1961年京都生まれ)は現在、美術の世界で最も注目されている作家の一人です。東京藝術大学で彫刻を学んだ後、2000年から動物をモチーフにした「Animals」シリーズを発表。樟の丸太から削り出された実物大の動物たちは生き生きとした存在感を放ち、2001年には第20回平櫛田中賞を受賞しました。
トラ、キリン、ゾウなどの野生動物やイヌ、ネコ、ブタなど身近な動物は、新鮮な造形感覚によって大胆にデフォルメされ、ユーモアとシニカルさを含んだ独創的な作品となっています。同時に、自然素材の木から新たな形を彫り出していくアニミスティックな行為は日本に古くから伝わる技法であり、作品の表面を覆い尽くす鑿跡の触覚性や量感は具象彫刻としての木彫の醍醐味を呈示しているといっても過言ではありません。
本展ではそうした三沢厚彦の造形世界を、新作を含む「Animals」シリーズを中心に、塑像やドローイング、さらにはYNG(奈良美智+graf)とのコラボレーションなどプラスαの要素を加えて紹介します。新たな彫刻表現の可能性を押し広げる三沢作品の数々に触れることで、彫刻の魅力をあらためて感じる好機となるでしょう。
展覧会情報
会期 | 2007年11月3日(土・祝)ー12月16日(日) |
会場 | 伊丹市立美術館+重要文化財・旧岡田家住宅[酒蔵] |
休館日 | 月曜日(但し祝日開館・翌日休館) |
開館時間 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) |
入館料 |
一般700円(500円)・大高生350円(250円)・中小生100円(80円)*()内は20名以上の団体割引 |
主催 |
伊丹市立美術館、(財)伊丹市文化振興財団、伊丹市、読売新聞大阪本社、美術館連絡協議会、読売テレビ |
共催 |
伊丹市教育委員会 |
協賛 |
ライオン、清水建設、大日本印刷株式会社、三菱商事 |
特別協賛 |
SHISEIDO |
企画協力 |
西村画廊 |
展示協力 |
YNG(西村画廊白クマ小屋) |
関連企画 |
いずれも聴講無料・要観覧券/午後2時より美術館1階講座室にて/定員100名(先着順) ■対談「彫るー三沢厚彦の動物たち」 ★三沢厚彦関連情報★ |