夏休みの展覧会「いのちを考えるー太田三郎と中学生たちー」
2003年8月9日(土)ー9月7日(日)
伊丹市立美術館では一昨年の夏からシリーズ「いのちを考える」をテーマに美術家と市内中学生たちとの共同制作を行っています。
現代の若者たちに‘生’の貴さ、‘死’の意味を伝えることの難しい昨今、“諷刺とユーモア”“人間性の回復”を標榜する当館で取り組むべきテーマと位置付けたからです。
一昨年は‘死’を、昨年は‘生’をテーマに美術家を講師に迎えてのワークショップとそれにつながる展覧会を開催、ともに大きな反響を呼びました。
本年度は「時間」「自然」「場所」をテーマに全国的に活動している美術家・太田三郎(1950年生まれ)を招き、‘戦争’に焦点をあてます。同時に、隣接する柿衞文庫では日本画家前田美千雄の戦地から銃後の妻へ送った絵手紙が展示されます。あわせてご覧いただくことでシリーズ「いのちを考える」の締めくくりとします。
これまで日本の夏は過去の苦い経験を呼び戻す時でもありました。今日では遠い記憶となりつつあります。この催しを通して若者や子どもたちが、生きることのほんとうの意味を問い、大きく明日をひらくことを心から期待しています。
展覧会情報
会期 | 2003年8月9日(土)ー9月7日(日) |
会場 | 伊丹市立美術館 |
休館日 | 月曜日(但し祝日開館・翌日休館) |
開館時間 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) |
入館料 | 一般500(400)円/大・高生200(160)円/中・小生無料 *()内は20名以上の団体割引 *兵庫県内の小中学生はココロンカード、クローバーカード呈示にて無料 *4市1町(伊丹市・川西市・宝塚市・三田市・猪名川町)の高齢者割引有(平日60歳以上、土日祝65歳以上) |
主催 | 伊丹市立美術館 |
協力 | 伊丹市中学校教育研究会美術部会 |
助成 | 財団法人地域創造 |
関連企画 |
対談(聴講無料) ワークショップ |