水彩画の巨匠 中西利雄展
1989年1月5日(木)ー2月26日(日)
中西利雄は、明治33年東京生まれ。小学生の頃から水彩画に才能を発揮、東京美術学校(現東京藝大)に入学してからも一貫して水彩画を描き続け、3年生で帝展初入選。さらに昭和9年、帝展で特選を受賞し、水彩画家としての地歩を固めた。同11年には芸術運動の純粋化を唱えて小磯良平、猪熊弦一郎らと新制作派協会を結成し活躍するが、同23年に48歳の若さで病死。本展では、初期から晩年までの水彩画103点、デッサン3点、画材道具などを展示、水彩画が油彩画よりもマイナーなものと見られがちだった当時の画壇に敢然と立ち向かい、油彩画に劣らぬ近代絵画としての地位を確立させたその軌跡をたどってみた。
展覧会情報
会期 | 1989年1月5日(木)ー2月26日(日) |
会場 | 伊丹市立美術館 |
休館日 | 月曜日(但し1月16日(祝)開館、翌17日(火)休館) |
開館時間 | 10:00〜17:00(入館は16:30まで) |
入館料 | 一般700円(500円)・大高生400円(200円)・中小生300円(100円)/()は前売り・団体割引20名以上 |
主催 | 伊丹市立美術館・読売新聞大阪本社・読売テレビ |