新聞錦絵展ーヴィジュアル・ジャーナリズムの起源を探るー
1988年8月6日(土)ー9月4日(日)
日本最初の日刊新聞は明治33年創刊の「横浜毎日新聞」である。翌年には今の毎日新聞の前身「東京日日新聞」や後の報知新聞「郵便報知新聞」が次々と発刊され、近代の新聞時代は一斉に幕を開けた。「新聞錦絵」あるいは「錦絵新聞」はそうした初期の日刊新聞の記事に題材を求めた当時新機軸の錦絵であった。月岡芳年、落合芳幾といった絵師たちが描く台湾出兵や神風達の乱、あるいは外国人とのトラブルや男女の情痴。当時の事件や世相が極彩色で生々しく描かれたものが目立つ。本展では、これまで鑑賞画的側面に隠れていた錦絵の報道性と情報性に視点をあて、作品250点を展示。
展覧会情報
会期 | 1988年8月6日(土)ー9月4日(日) |
会場 | 伊丹市立美術館 |
休館日 | 月曜日(祝日にあたるときはその翌日) |
開館時間 | 10:00〜17:00(入館は16:30まで) |
入館料 | 一般500円(400円)・大高生400円(300円)・中小生300円(200円)/()は前売り・団体割引20名以上 |
主催 | 伊丹市立美術館・神戸新聞社 後援:デイリースポーツ社・サンテレビジョン・ラジオ関西 |
共催 | 協力:ジャーナリズム史研究会(企画・作品選定)羽島コレクション・高橋コレクション・山名コレクション・浅井コレクション・岡田コレクション・大阪城天守閣 |
関連資料 | 講演会 新聞錦絵の世界 講師 作家 高橋克彦 とき 8月20日(土) 午後1時30分より ところ 美術館1F講座室 |