no.9
500円(税込)
発行年:1989年、サイズ:25.7×18cm、ページ数:80p、重量:235g
第二次世界大戦中の材料不足のなか、建築用塗料の胡紛などを使って描き、画面をナイフで削り取ることで油絵と同じような重厚感を出す技法「刀画」を生み出した孤高の画家、安藤義茂の展覧会。1980年以降に再評価され、北九州や愛媛など、ゆかりがある各地で回顧展が開催されるなか、当館では47歳から死去する79歳までを過ごした京都で完成させた刀画作品62点を展示。陰影に富み、哀愁をも感じさせる「刀画」の不思議な魅力を紹介。